神戸芦屋の閑静な住宅街にある革小物の専門店から始まったATAO(アタオ)。デニムやトレンチコートのような不動のスタンダードアイテムのように、自分らしいスタイルで色褪せない、新しい“定番”を目指したバッグや財布がそろいます。今回は夏にぴったりな相棒バッグとスタイリングを、ONとOFFのシーンに分けてお届け。おしゃれのプロであるパーソナルスタイリストの高橋愛さんに、アイテムの質感を活かしながらおしゃれに楽しむコツも教えてもらいました。
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夏の陽射しに映える、プロが選んだ‟相棒バッグ”とは
この夏を彩る相棒バッグとして、高橋さんが選んだのは、「アミュレット・ケリー」と「ウィークエンド」の2種類。
どちらも上質なATAOオリジナルレザーが使われ、永く愛用したい人におすすめ。レザーアイテムといえば、使い続けていくうちに馴染んでくる革のエイジングも楽しくなるポイント。職人技に裏付けされた、とことん細部までこだわって作られたバッグなら、今流行りの2個持ちも生活感を感じさせずに、エレガントかつスタイリッシュに使い続けていけます。
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今回どちらも選んだカラーはトープ。ブラックやネイビー、ピンクなど、スタイリングやアイテムに合わせやすいと言われるカラーはさまざまありますが、実はトープカラーこそ、大人に取り入れて欲しいカラーだとか。
「トープは特にきれいめが好きな方に人気があるカラー。上品な印象で、幅広い世代におすすめできるカラーです。コンサバなコーデにもぴったりですが、実はカジュアル派にもハマりやすくて、使いやすい。私なら大人カジュアルなパンツスタイルに合わせたいバッグです」(高橋さん)
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人気の‟スタメン”バッグは、便利さとおしゃれが両立した万能アイテム
シンプルだけど上質なアイテムを、どれだけさりげなく、そしておしゃれにまとえるか。大人のおしゃれの最大のテーマではないでしょうか。
特に夏は重ね着をしづらくなるので、スタイリングがマンネリ化しやすいシーズン。本格的な夏がくる前の今こそ、いろんなシーンに寄り添う、ほどよく抜け感のあるコーディネートを楽しみたいもの。
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【ON】とにかく荷物が多い平日。上質レザー×スポーティーでバランスよく
シアー素材のジャケットとスポーティーなスラックスというラフなジャケットスタイルに、あえてかっちりとしたバッグを合わせることで、スタイリング全体がバランスよくまとまります。デザインはもちろん、手に馴染む柔らかなレザーに撥水加工が施された機能性も含めて、すべてが心地よく持てる「ウィークエンド」はスポーツミックスのスタイリングにも、すんなりフィット。パソコンやA4書類を持ち歩かないような日は、このバッグのサイズがちょうどいい。
「仕事の時に使うならジャケパンコーデに。シアーな素材のジャケットにスラックスタイプのラインパンツで、ほどよく力の抜けたジャケットコーデは、仕事から友人との食事まで汎用性のあるコーデ。今の時期のブラックは素材感やデザインで涼しく見えるように気をつけています」(高橋さん)
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【OFF】休日のラフなデニムも、上品レザーできちんと感を
“洋服を選ばずに使えるアイテム”という言葉は、このバッグのためにあるのではないかと思うくらい、何にでも合わせやすい。ゆったり、まったり過ごせる休日は、カジュアルの代表ともいえるデニムのサロペットコーデに投入。ONスタイルから着替え、パッと手に取って合わせただけでも、スッと溶け込む優秀さ。
発売当初から大人気と言われている理由はこれか!と感じた瞬間。シンプルで流行りに流されないデザインのスタンダードなバッグは、一つあると幅広く使えるので、ぜひ押さえておきたい。
「OFFコーデのメリハリをつけたくて選んでみたのが、デニム素材。トープとデニムカラーの相性が抜群。ラフなカジュアルコーデにもほどよくかっちり感のあるバッグを入れ込むことで、大人らしいカジュアルスタイルに。トープカラーをOFFの日にカジュアルに持ちたい時、困ったらデニム地がマストです」(高橋さん)
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必要なものはすべてひとつに、私にフィットするミニバッグ
【ON】平日やきちんとしないといけない日は“お守りバッグ”で身軽だけどこなれたスタイリングに
お出かけも仕事もこれひとつで完結!きっと誰もがひと目見たらトリコになるだろう「アミュレット・ケリー」。
縦でも横でもショルダーベルトの付け替えひとつで楽しめる、まさに“お守りのようなバッグ”。平日はオフィスになじみながらも、今っぽくてこなれてもいる、そんな欲張りなスタイリング。お財布としての機能はもちろん、スマートフォンや自宅の鍵、貴重品を「アミュレット・ケリー」に詰め込むだけで、初夏の暑さに負けない、軽やかなコーディネートで出かけられます。
「袖にボリュームがあるリネンブラウスに、Iラインのスカートを合わせたきれいめコーデは、カジュアルオフィススタイルをイメージしたスタイリング。今の時期から夏に向けて涼やかな印象になるリネンブラウスのカラーはグレーをチョイス。グレーはトープカラーのバッグとの繋がりもきれいです」(高橋さん)
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【OFF】休日はカフェでゆっくり過ごすー私にフィットする大人カジュアルの爽やか初夏スタイル
2つに分かれたメインコンパートメントは、整理整頓がしやすく、持つ人の使い方次第でいろんなものを持ち運べる。いつでも“私のため”にフィットしてくれるのも、このバッグの魅力。ショルダーの長さも5段階で調節でき、ポシェット本体が腰の辺りの高さになるぐらい短めにすれば、カジュアルなスタイリングに。1番長い状態なら、きちんと感が出るので、仕事の日やかっちりさが求められるシーン、その日のスタイリングに合わせて楽しめます。
企画から販売まで1年以上もの時間を費やしたという、ATAOのオリジナリティにあふれたバッグは、普段のちょっとしたティータイムも豊かに彩ってくれるでしょう。
「休日にカフェでひと休み。バサッとしたシャツに太めパンツを合わせた着心地重視のスタイリング。イメージは大人のカジュアルコーデで、いろいろ盛らず、シンプルにお気に入りのアイテムを合わせるのが気分。少しだけシャンとした気持ちも持っていたいなと思い、白シャツを選んでみました」(高橋さん)
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Photo:Kei Osada
Edit & Text:Reina Kitayama
高橋 愛
パーソナルスタイリスト。服飾の学校にてデザインと縫製を中心に、カラーや繊維など多岐に渡りファッションについて学ぶ。
アパレル業に10年従事、5万人以上のスタイリングの経験を経て、2015年にパーソナルスタイリストとして独立。
これまでの主な仕事は、産経新聞、読売中高生新聞、朝時間.jp、主婦の友社での連載、テレビでのスタイリング提案、広告等のスタイリングとライティングなど。著書「迷わないおしゃれ」WAVE 出版。