まだ残る暑さのなかにも、頬に触れる風の冷たさに「秋」を感じる瞬間が増えてきました。ファッションのスイッチを入れるにはぴったりのこの時期、大人の女性が取り入れたいのは、“モード感をほんの少し”添えた秋スタイル。そんなスタイリングにしっくりと寄り添ってくれるのが、ATAO(アタオ)から登場した新作バッグ「Lungo(ルンゴ)」。どんな装いもクラスアップしてくれる洗練されたデザインと、日常にフィットする機能美を兼ね備えたバッグです。今回は「Lungo(ルンゴ)」を主役に、大人の秋スタイル4ルックをスタイリスト宇田川彩子さんに教えていただきました。さらに、人気イラストレーターcoccoryさんによるスタイリング書き下ろしイラストで、おすすめコーディネートをご紹介。毎日のワードローブにすぐに取り入れたくなる、ちょっぴりモードな装いをお届けします。

ファッションスタイリスト。女性のメディアを中心にTV、広告、ファッションショーなどで活躍中。カジュアルからエレガントまで様々なスタイルを得意として国内外のブランドのスタイリングを手掛けている。

イラストレーター。アパレルデザイナーとしての経験を経て、現在は女性を主なモチーフに、ファッションやライフスタイルをテーマとしたイラストを手がける。透明感のある色彩と繊細な線画で、柔らかく上品な世界観を描くのが特徴。書籍『ファッションコーデブック3(WORK×CREATEシリーズ)』(コクヨ)では、着せ替え絵本のイラストも担当。広告や書籍、Webなど幅広いメディアで活動中。
季節の変わり目こそ、“バッグで秋”を取り入れる
気温ではなく、空気や色、素材で感じる“秋の気配”。それを一番スマートにまとえるのが、ファッション小物です。なかでもバッグは、コーディネート全体の印象をさりげなく、でも確実に更新してくれるアイテム。いわば、“秋を先取りするスイッチ役”ともいえる存在。
そんな秋に、大人の女性におすすめしたいのが、新作バッグ「Lungo(ルンゴ)」。一見するとシンプルな横長のボストンバッグですが、その佇まいにはどこか懐かしさと新しさが共存していて、不思議と心惹かれる魅力を放っています。実はこのバッグのインスピレーションの源となっているのは、誰もが一度は通り過ぎた“学生時代”という特別な時間。放課後の教室、友人との秘密のメモ、学校のバッグに無造作につけられたチャームたち。そんな記憶のかけらを、今の私たちに似合う“おしゃれ”へと昇華したのが「Lungo(ルンゴ)」なのです。装飾を極限までそぎ落としたミニマルなフォルムは、上質な素材と仕立ての良さが引き立つデザイン。だからこそ、そこにチャームやスカーフなどをプラスして、自分だけの“じゃら付けカスタム”を楽しむ余白が生まれます。学生の頃になにげなくしていた“好きなものを身につける楽しさ”を、今の感性で、今のスタイルで、もう一度。大人になったからこそできる“自分仕様の遊び”が、このバッグには似合うのです。
そして、見た目の美しさだけではないのがATAOのこだわり。ファスナーにはYKKの最高級シリーズを採用し、指をすべらせた瞬間に違いを感じるほどのなめらかさを実現。底まで伸びたWファスナー構造は、バッグの中身をひと目で確認できるつくりで、整理整頓がしやすいのもうれしいポイント。忙しい朝でも、必要なものにすぐ手が届くスマートな設計です。
大人になるほど、日々の選択は“機能か、感性か”のどちらかに偏りがち。でも本当に私たちが求めているのは、その両方を兼ね備えたもの。「Lungo(ルンゴ)」は、毎日のように持ち歩きたくなる軽さと使いやすさを兼ね揃えながら、手にしたとき、鏡に映った自分を少しだけ誇らしく思える——そんな心の高揚まで与えてくれる、まさに“名品バッグ”なのです。服はそのままでも、バッグを変えるだけで、スタイルも気分も確実に秋へとシフトする。この季節の変わり目こそ、“バッグで秋”を取り入れる絶好のタイミング。大人になった今だからこそ楽しめる、自分らしいおしゃれで、過去の自分にも、今の自分にも、そしてこれからの私にもフィットする「Lungo(ルンゴ)」と一緒に、新しい秋の扉を開いてみて。
プロが提案!新作「Lungo(ルンゴ)」で楽しむ“ちょっぴりモード”な秋スタイリング
スタイリングを考えるとき、“バッグを主役に組み立てる”というのもひとつのアプローチ。この秋のルックは、「Lungo(ルンゴ)」の持つ品格とシルエットを活かしながら、ちょっぴりモードなエッセンスを効かせた「コンサバモード」「モードカジュアル」のスタイリングをカラーに合わせてプロが提案。どれも日常にスッとなじみながら、秋らしいこなれ感をまとえるスタイルですよ。
一歩先のモード感を手に入れるなら、シャープに決まるブラック
定番の黒バッグも、「Lungo(ルンゴ)」ならさらにモードな印象に。深みのある黒革が放つエレガンスが、都会的な女性にふさわしいスタイリッシュさを叶えてくれます。オンの日もオフの日も頼れる存在です。
【コンサバモード】柔らかさにエッジを添える、新・大人フェミニンスタイル
鮮やかなロイヤルブルーのカーディガンが主役のスタイリング。強さのある色味も、ふんわりとした素材感ならやさしくなじみます。モノトーンのチェック柄スカートや黒のロングブーツで全体を引き締め、知的で上品なフェミニンスタイルに。そこに合わせたのが、洗練された雰囲気をキープしつつ、コーデを引き締めるロイヤルブラックの「Lungo(ルンゴ)」。小ぶりなサイズ感と艶やかな質感が、カーディガンの柔らかさと好相性です。
「色アイテムは気になるけれど、派手に見えないか心配」という大人の女性にも、このコーディネートなら無理なく取り入れられるはず。華やかさは色で、個性や抜け感は小物で。そんなバランスが、大人の“こなれ感”を自然に演出してくれます。
「この秋冬の展示会で目を引いたのが冬の鮮やかなカラー。そして今季はトップスやアウターなど上半身にカラーを持ってくるのが旬。今回は着回しがしやすいロイヤルブルーのカーディガンをチョイスしました。ボトムスにはトレンドのチェック柄を、首元には最近気になるパールネックレスをプラス。リボンタイプは首元に沿うように自由に調整できて、オケージョンなどにも幅広く使えるのでおすすめです。背中から見える、さりげないリボンで大人の遊び心を。小ぶりなゴールドのピアスとスカートから覗くワイドロングブーツで隙のない大人の上質フェミニンコーデの完成です」(スタイリスト宇田川さん)
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【モードカジュアル】旬のブラウンとセットアップは小物で抜け感を
温もりを感じるブラウンのセットアップは、着るだけで品のよさとこなれ感が手に入る、大人にうれしいアイテム。端正なテーラードジャケットに、ラフなTシャツやキャップを合わせれば、きちんと感と抜け感のバランスがちょうどよく整います。そんな着こなしに都会的なエッジを加えてくれるのが、ロイヤルブラックのバッグ「Lungo(ルンゴ)」。無駄のない横長フォルムが、セットアップの直線的なシルエットと響き合い、コーディネート全体をキリッと引き締めてくれます。さらに今回は、パドロックチャームをプラス。今注目の“じゃら付け”を楽しみたいけれど、何から始めたらいいか迷ってしまう…という方にも、ひとつ取り入れるだけでほどよいボリュームと華やかさが加わり、簡単に旬のムードが手に入ります。
「今季トレンドのセットアップは、着るだけでセンスを底上げしてくれる頼れるアイテム。特にジャケットは、テーラードタイプが旬。ジャケットの裏地がカットオフされているタイプや、インナーにはレイヤードトップスなどで差をつけて。足元は焦げ茶のスエードローファーでラフ感を。メンズライクな靴が大人の余白を感じる着こなしになります。ワントーンに寄りすぎるとメリハリがなくなるので、そういう時はクラシックな黒小物とラフなシルバーアクセでバランスを調整。バッグのゴールドのロゴプレートのアクセントがブラウンに馴染むので、シルバーを入れても違和感がなく都会的にまとまります。キャップは使い古した感を遊んでもおもしろいので、古着屋さんで探すのもおすすめです」(スタイリスト宇田川さん)
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秋色コーデにナチュラルに寄り添う、柔らかい万能ブラウン
優しさと落ち着きをまとえるのが、ブラウンの「Lungo(ルンゴ)」。深みのある色味は秋の装いに自然に溶け込み、女性らしい柔らかさやクラシカルなムードを引き立てます。
【コンサバモード】シルエットとカラーバランスで秋の華やかコーデ
秋らしいレイヤードを楽しめるペプラムシルエットのジレが主役。ほんのり甘さを感じさせるデザインを、グレーのトーンでまとめることで、大人の洗練さを引き立てるスタイリングに仕上がっています。インナーのピンクオレンジが差し色として効き、華やかさと柔らかさが絶妙に調和。そんな優しい色合いに自然となじむのが、「Lungo(ルンゴ)」のノスタルジックブラウン。やわらかなツヤ感と落ち着いた色味が、コーデ全体を包み込みながら、横長フォルムがほどよいモード感をプラス。甘すぎず地味すぎない、さりげない上質さを演出してくれます。
「春夏から人気のジレはペプラムシルエットを選んで秋顔に。今季はセットアップも多く見られますが、あえて別素材のグレーのタックパンツで落ち着きさをプラスしました。足元は軽やかなバックストラップの白のパンプスでフェミニンに。ジレから覗くブラウスに肌に馴染むピンクオレンジなど暖色系を選ぶと、ブラウンのバッグとも相性がいいです。時計やピアスもゴールドの華奢なものを選ぶと、パンツスタイルが上品にまとまりやすくなります。全体的にボリュームのあるアイテムでも、シルエットや肌馴染みのいい色を意識すると自然とコーデに華やかさとこなれ感が出て、ぐっと着こなしやすくなりますよ」(スタイリスト宇田川さん)
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【モードカジュアル】ノスタルジックなムードを、今らしく着こなすクラシカルでモダンな大人スタイル
最後は秋らしい素材感や色味でまとめたコーディネート。印象的な白シャツとベロアレースのキャミソール、そしてフリンジラメのタイトスカートが軽やかなアクセントを加えています。アンティーク調のピアスやゴールドプレートがポイントになった「Lungo(ルンゴ)」ノスタルジックブラウンのバッグを合わせることで、クラシカルでありながら現代的な雰囲気に。足元のZIPブーツが全体をモダンに引き締め、レトロとモードのバランスが絶妙な仕上がりに。
バッグには、遊び心を添えるバッグチャームもプラス。ATAOらしいディテールが詰まったマイクロサイズの「elvyチャーム」や、愛嬌たっぷりの「ATAO星人」を合わせれば、さりげない自分らしさを演出してくれますよ。
「うまくトレンドを着こなすコツの一つとして、ノスタルジックなムードを軸にすると、全体に統一感が生まれます。トレンドの『レースキャミソール』『フリンジスカート』は定番のシャツやデニムなどのカジュアルでシンプルなアイテムが合わせやすいですが、今回はメタルパーツの襟やロングカフスなどディテールのあるシャツ、アンティーク調のカラーストーンのピアス、ゴールドのプレートのブラウンのバッグなど、リュクスなレトロ要素を少し多めに取り入れました。靴はジップの辛口ミドルブーツでモダンさと抜け感を。異素材ミックスコーデにレトロな要素を加えると『懐かしさ』を『シャレ感』に昇華できるので、ぜひチャレンジしてみて」(スタイリスト宇田川さん)
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秋の始まりを連れてくる“相棒バッグ”で、おしゃれを満喫して
ATAOの新作バッグ「Lungo(ルンゴ)」は、まさに大人が“長く愛せる”バッグ。縦長シルエットが生み出すクラス感、上質なレザーの風合い、そしてどんなスタイリングにもスッとなじむカラー展開。秋のおしゃれを少しだけモードに、でも自分らしくアップデートしたい方にぴったりのアイテムです。ほんの少し季節の風が変わるこのタイミングで、ワードローブに「Lungo(ルンゴ)」を取り入れてみてはいかがでしょうか?シーンや気分に合わせてカラーを使い分ければ、秋冬のおしゃれがもっと自由に、もっと自分らしく広がるはず。
あなたはどちらの「Lungo(ルンゴ)」と、この秋を過ごしますか?
ファッションスタイリスト。女性のメディアを中心にTV、広告、ファッションショーなどで活躍中。カジュアルからエレガントまで様々なスタイルを得意として国内外のブランドのスタイリングを手掛けている。
イラストレーター。アパレルデザイナーとしての経験を経て、現在は女性を主なモチーフに、ファッションやライフスタイルをテーマとしたイラストを手がける。透明感のある色彩と繊細な線画で、柔らかく上品な世界観を描くのが特徴。書籍『ファッションコーデブック3(WORK×CREATEシリーズ)』(コクヨ)では、着せ替え絵本のイラストも担当。広告や書籍、Webなど幅広いメディアで活動中。
Text:Emu Korematsu