スタイリスト直伝!おしゃれ度を格上げする、バッグ×羽織りコーデを上手にまとめるポイントとは?

チョウチン(S)・パステル

スタイリストの石井なお子さんが手がけている和装の羽織りを使ったコーディ羽織り=アウター。和装はもっと気軽におしゃれに着こなせるネートは、羽織×洋装という異なる2つのテイストをミックスさせた非常に奥が深いスタイリングに仕上がっています。今回使用した羽織は和装の中でも季節の変わり目に使える便利なアイテムというだけでなく、スタイリングのアクセントとしても使えるという、まさに万能アイテム。

和と洋は一見テイストが違うので合わせづらいように感じますが、その2つをうまく組み合わせることで、洗練されたスタイルを実現することができます。そこでプロ直伝の和の伝統と洋のエッセンスを取り入れた着こなしを楽しむコツや、おしゃれに見せるためのスタイリングの秘訣を見ていきましょう。

 

羽織り=アウター。和装はもっと気軽におしゃれに着こなせる

オムレット(10周年アニバーサリー)

※こちらの商品は姉妹ブランドIANNE(イアンヌ)の商品になります

羽織×洋装のスタイリングは、和と洋の融合によって生まれる新しいファッションの可能性に満ちています。羽織の選び方やコーディネートのコツを押さえることで、シンプルながらも洗練されたスタイルを楽しめます。

今では和装は、特別な時に着るものといった印象が強いですよね。だから羽織をコーディネートにプラスするとなると、いつも以上に身構えてしまいそうですが、スタイリストの石井さん曰く「まずは(羽織を)自分のいつものスタイルに羽織ってみて!」とのこと。

 

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【IANNE】オムレット(10周年アニバーサリー)

38,000円(税込41,800円)

 

オムレット(10周年アニバーサリー)

※こちらの商品は姉妹ブランドIANNE(イアンヌ)の商品になります

羽織は洋服でいうところのジャケットやカーディガンのようなアウター的存在。いつものスタイルにバサッと羽織ってみるだけで、普段のコーデの印象をいとも簡単に変えてしまう、けれど変に浮くことはない、なんとも不思議なアイテムなのです。実際にスタイリング撮影に同席したスタッフもATAOのバッグと絶妙にマッチした羽織のスタイリングに感嘆していたほど。

そんな今のファッションにも取り入れやすい羽織。石井さんに「なぜ羽織に注目したのか」伺ってみると、母や祖母から譲り受けた着物がいつも身近にあったそうで、触れる機会も多く、自然と和装アイテムに興味を持つようになったのだとか

「大正から明治時代あたりの、いわゆる「大正ロマン」と言われるスタイルは、若い頃から好きですね。和装と洋装が混じり合った人々の服装を見ているだけで、この時代の活気溢れる様子が伝わってくるような気がして、ワクワクしてしまいます。

そんな和装の伝統的な要素は現代のファッションにもしっかり活きていると感じていて、特に和装職人の技術は洋服の仕立てにも取り入れられていると感じています」(石井さん)

 

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【IANNE】オムレット(10周年アニバーサリー)

38,000円(税込41,800円)

 

和装は特別な日だけじゃなく、いつもの“日常”にも

チョウチン(S)・パステル

※こちらの商品は姉妹ブランドStrrawberry Me(ストロベリーミー)の商品になります

何より撮影現場で石井さんが生み出すスタイリングを間近でみていてスタッフが感じたのが、自由なインスピレーションで羽織を組み合わせていたこと。羽織=和装ではなく、コーディネートを構成するアイテムのひとつとして、色合わせやアイテム合わせを楽しまれていました。

ただ羽織といえど単色のシンプルなデザインのものから、和モダンな柄の大きいものまで、実にさまざま。洋服とのミックスを浮かずに合わせるために、羽織を選ぶときにどのような点に気を付けているのかを聞いてみると「洋服を選ぶ時と一緒で、好きな色や柄、自分の持っている洋服と合わせやすいと感じるアイテムを選べば、あとは自由な発想にまかせてコーディネートして大丈夫!」と教えてくださいました。

 

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【Strrawberry Me(ストロベリーミー)】チョウチン(S)・パステル

15,000円(税込16,500円)

 

chivy+

羽織×レザーという少し難しそうなアイテム同士の組み合わせでスタイリングしていただきましたが、合わせる革の質感や色合いなどによっても、コーディネート全体の印象に大きく影響しますよね。

例えば、マットな質感の革はカジュアルなスタイルに適し、光沢のある革はフォーマルなシーンに合わせやすく、エンボス加工の革であれば独特の風合いを持っているので、アクセントとして使うのに最適です。

色合いも重要で、ブラックやネイビー、ブラウンといった定番色は、どんなコーディネートにも合わせやすいのに対し、ビビッドなカラーや個性的なカラーはアクセントとして使えたり、コーディネートの主役にもなりうることができます。

 

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【ATAO】chivy+

36,000円(税込39,600円)

 

永く使い続けられる“失敗しない”バッグやアクセサリーの選び方

石井なお子

革小物、特にバッグを選ぶ際にデザインや色合いなど、失敗しないためのポイントには何があるのでしょうか?

「デザインや色は、流行りに乗り過ぎないこと。トレンド感がありすぎてしまうと長く使いにくくなってしまいます。トレンドを取り入れるなら色だけ、サイズ感だけのように、ワンポイントにしぼるといいですよ。あとは、使うシーンを考えて購入することも大切です。使うシーンによっての色選びや、物の収納力をイメージして選ぶのが、私のおすすめです」(石井さん)

 

chivy+

本来、和装は着物自体に華があるので、それを引き立たせるためにもノーアクセサリーが基本と言われています。

今回セレクトしたレザーバッグ以外に和装に合う小物やアクセサリーはあるのでしょうか。

「現代の特にカジュアルに着る場面では、シンプルなイヤリングや着物の柄や帯締めとリンクさせたり、季節に合わせたデザインのアクセサリーを身につけるのも素敵だと思います。

あまり今までの伝統やルールに縛られすぎず、だからといって伝統を無碍(むげにするわけではなく、それも大切にしながら自由に楽しめたら最高ですよね!」

 

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【ATAO】chivy+

36,000円(税込39,600円)

 

石井なお子

石井なお子 NAOKO ISHI

スタイリスト、株式会社THINKSTHINKS 取締役 兼 THINKSファウンダー/クリエイティブディレクター。
1994年に独立後、ファッション・インテリア・ウエディングスタイリストとして、雑誌、広告などで活動。その後、東京・恵比寿にセレクトショップ naughty をオープン。2016年よりエシカルな取り組み「THINKS」 をスタート。2022年にはTHINKSの取り組みを法人化した株式会社THINKSTHINKSを共同で設立し、取締役・クリエイティブディレクターに就任。

https://www.thinksthinks.com/
Instagram:@thinks_2016 / @nao705141

Photo:Akio Nakamura
Hair & Make : TOM
Model:Minami