汗・雨・日焼け止めに負けない!ATAOスタッフが教えるバッグの夏トラブル解決法

色移りを心配する女性

陽射しがキラリと輝き、街中の色彩が鮮やかに映える季節。サンダルにワンピース、カゴバッグ…。そんな軽やかコーデが楽しい夏こそ、気をつけたいのが“バッグのトラブル”。「白Tにバッグの色が移っちゃった…」「急な夕立でお気に入りのレザーが濡れてしまった」そんなヒヤリとする経験、誰にでも一度はあるのでは?今回はATAO(アタオ)のスタッフに、夏の“あるある悩み”に対するお手入れ術をヒアリング。汗や雨から大切な相棒を守るテクニックをイラストとともにご紹介します。さらにこの夏とくに頼れるATAO(アタオ)のバッグも3つピックアップ。おしゃれもケアも抜かりなく、今年の夏は“バッグ美人”を目指してみて。

 

バッグの色落ち・色移りって、なぜ起こるの?

夏になると、なぜか気付かぬうちにTシャツの肩やウエストまわりにバッグの色がうっすらと移っていたり、なにげなく手に取ったトートの持ち手部分がまだらに変色していたり…。実際にATAO店舗やカスタマーサービスにもこうした問い合わせやご相談がこの季節に寄せられます。
実はどれも「湿気と摩擦、そして皮脂や汗の成分」が主な原因なのです。
そもそも革は自然由来の素材。多くの場合染めるために「染料」や「顔料」といった薬品を用います。しかし汗ばんだ肌や水分に直接触れたり、衣服とすれて摩擦が起きると、その「染料」や「顔料」が徐々に溶け出してしまいます。この溶けだした“色”が付いてしまったり、抜けてしまうことでこうした“夏のトラブル”が発生してしまうのです。

 

スタッフに聞く!夏にありがちな“バッグが傷む”シチュエーションとすぐできる対処法

お手入れ方法がわからない女性

では夏のトラブルを回避をするにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は実際にATAOスタッフが経験した、バッグから洋服、洋服からバッグへの“色移りトラブル”もご紹介しながら解説していきます。

「猛暑といわれるほど気温の高い日に、ブラウンカラーのショルダーバッグを斜めがけにして京都を散策していたところ、汗を吸った洋服にバッグのショルダーベルトがあたり、白いTシャツにレザーの色が移ってしまったことがありました。また別の日には、爽やかな白が夏らしいシュリンクレザーのトートバッグにインディゴブルーのデニムを合わせて出かけたら、はいていたデニムの色がバッグの背面の広範囲に移ってしまったこともありました」(ATAOスタッフ)

こうした経験を経て、ATAOスタッフが日ごろ意識しているのは、「ケア用品をうまく活用する」「汗をかきそうな日や濃色の洋服を着る日は、なるべくバッグと衣服、肌が直接触れないようにする」「衣服とバッグの相性を意識して選ぶ」ことなのだそう。特別なお手入れを毎日していなくても、ほんの少し気にかけることでバッグへの負担は変わってくるもの。
「やれる範囲で、できるときに」を合言葉に、気をつけたいシーンだけ、そっと意識して持ち方を変えるだけでもバッグの美しさをキープできます。

 

【+α】正しいケアで夏をもっとごきげんに!素材別お手入れメソッド

お手入れをする女性

「もっと美しく使いたい!」そんな方は日頃の“お手入れ”に力を入れてみるといいでしょう。
革のお手入れというと、「なんだか大変そう」と難しく考えてしまう方もいるかもしれません。でも実は難しく考える必要はなく、革に合ったケアを「無理なく」取り入れるだけでいいのです。
普段の使い方を意識するだけでも十分ですが、ここでは“より美しく”使うためのメソッドをご紹介していきます。

ATAOで取り扱っているケア用品の中でも人気なのが、ドイツの老舗・コロニル社の「ウォーターストップ」と「シュプリームクリームデラックス」。
「ウォーターストップ」は速乾性のある防水スプレーで、通常の商品だと乾燥させるのに通常30分かかるところ、こちらは10分ほどでOK。レザーだけでなく合皮や布など幅広く使えるため、忙しい朝のお出かけ前にも重宝してくれます。またUVプロテクション成分も入っているので、夏のこの時期も助かりますね。
「シュプリームクリーム」は天然オイル配合で、しっとりとツヤのある仕上がりを叶えてくれます。革の柔軟性も高まるため、レザーバッグだけでなくローファーなどの革靴にも使用しているスタッフもいるほど。実は先ほどご紹介したデニムの色が移ってしまった白のバッグで、色移りを落とすのに使用したのもこちらのアイテムなのです。

「色移りしたバッグは、帰宅後すぐに有機溶剤が入っていない革用の栄養クリームでできる限り取り除きました。元どおりの白色に戻ることはありませんでしたが、色移りしてからそこまで時間が経っていなかったことと、シュリンクのしぼの溝までは色が入り込んでいなかったため、遠くから見ると青くなっているのがわからないくらいの状態にまで戻せました」(ATAOスタッフ)

どちらも使い方はとてもシンプルで、まず柔らかい布やブラシでバッグの表面についたホコリを軽く払います。その後、スプレーはバッグからやや距離をとってまんべんなく噴きかけ、金具部分を拭き取り、しっかり乾かすこと。クリームは米粒大ほどを布や指先に取り、薄く伸ばして革に馴染ませ、乾いたあとに乾拭きで仕上げると、革の質感がふっくらとよみがえります。スプレーは2週間に1回、クリームは月に1回ほどが理想的な頻度とされていますが、自分のペースに合わせて“無理なく取り入れるだけ”で、もちろん◎。

「夏になったからといってケアの頻度は変わらず、通年を通して商品の使用方法に沿ってケアを行っていただくのがベストだと思います。忘れてしまうこともありますが、私の場合、スプレーは1カ月前後、クリームは2~3ヵ月に1度を目安に行っています。またバッグを持つ時には汗が触れやすいハンドル部分にはハンカチを挟んだりもしています。」(ATAOスタッフ)

 

夏にこそ持ちたい!スタッフおすすめレザーバッグ3選

夏のバッグ選びに迷ったときには、「自分のライフスタイルに合っているかどうか」を軸にしてみると、自分らしい“ぴったりのアイテム”に出合えるかもしれません。革バッグはラフなスタイルが多くなる暑い季節にこそ、コーデ全体を引き締めてくれる頼もしい存在。レザーが重たく感じる場合は、色や素材で軽やかさをプラスしてみるのがおすすめです。
最後はATAOのラインナップから、素材や使いやすさにこだわった、スタッフおすすめの3つのバッグをピックアップ!

 

「chivy+」──洗練と機能性が共存する、夏のミニバッグ

chivy+/アイビスホワイト

ATAOの中でもロングセラーを誇るchivy+(チヴィプラス)。その中でも「アイビスホワイト」は、ATAOスタッフがこの夏とくに高頻度で使用しているという人気カラー。レザーならではの品のある佇まいと、やわらかで爽やかなカラーの組み合わせは、どんな装いにもすっとなじみ、コーディネートを軽やかに引き立ててくれます。
オールレザーでありながら、付属のショルダーストラップを含めても約474gととにかく軽く、見た目以上の軽快さ。お財布やスマホ、ハンカチなど、いつもの荷物がちょうどよく収まるサイズ感も、使いやすさの秘密です。肩がけも斜めがけもOKなストラップ付きで、暑い日のお出かけにもストレスなく寄り添ってくれますよ。

 

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chivy+/アイビスホワイト

36,000円(税込39,600円)

 

「アルマディロ」──モードとタフネスが融合した、次世代パファーボストン

アルマディロ/ブラック

夏のお仕事バッグとして、スタッフが圧倒的な信頼を寄せているのが「アルマディロ」。重たい荷物を持ち歩く日でも肩や腕への負担が少なく、とにかく軽くて丈夫。そんな実用性が毎日の相棒に選ばれている理由です。
撥水加工を施したオリジナルのナイロンとシープレザーの異素材コンビは、スタイリッシュでありながらタフさも抜群!A4サイズのノートや 13インチのPC、モバイルバッテリーなどをすっぽり収納できる容量がありながら、リンゴ1個分ほどの軽さで持ち運びも楽々です。もちろん撥水加工が施されているので、多少の雨の日も安心して使えます。スポーティな印象を持ちながら、クールでモードな雰囲気も兼ね備えていて、きれいめコーデにも自然に溶け込んでくれます。

 

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アルマディロ/ブラック

29,000円(税込31,900円)

 

「アミュレット」──アクセサリー感覚で楽しめる、“持つだけでサマになる”夏映えポシェット

アミュレット/ローズクォーツ

スタッフが“この夏一番の推しバッグ”に選んだのが、エナメルレザーのポシェット「アミュレット」。特にローズクォーツカラーは、大人可愛いニュアンスピンクで、夏の日差しを受けてみずみずしく輝く様子がなんとも魅力的。肌なじみも良く、どんな洋服とも相性抜群。季節問わず愛されているアイテムですが、日差しがまぶしい夏こそその魅力がいっそう引き立ちます。
縦にも横にも使える2WAY仕様で、ストラップの付け替えもスムーズ。サイズ感はとにかく“ちょうどいい”の一言で、スマホとお財布をまとめてコンパクトに持ち歩けるから、ちょっとしたお出かけや旅行先でのサブバッグにもぴったりです。ほかのバッグと2個持ちしてもバランスよく決まるので、コーディネートのアクセントとしても活躍してくれます。

 

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アミュレット/ローズクォーツ

31,000円(税込34,100円)

 

Ayaka(@oekakiayaka
イラストレーター。クレヨンを用いた温かみのあるタッチと、鮮やかでファッショナブルな色使いを組み合わせ、メッセージ性のある独自の世界観を描き出す。ポップでカラフルながら、どこか“スパイス”の効いた表現を得意とし、見る人の心に残るイラストが支持を集める。雑誌やWebメディア、イベントビジュアルなど幅広いフィールドで活動中。