左手でペンを取る瞬間、ふと感じる小さな違和感。自販機の硬貨の投入口、駅の改札、そしてお気に入りのお財布を開く動作まで——私たちのまわりには、気づかない“ちょっとした不便”が静かに潜んでいる。けれども、その“少しの不便”は、視点を変えれば“私だけ”の個性の証。
ATAOがこの秋お届けするのは、そんな“左利きのあなた”に寄り添う、新しいカタチのお財布、「マンチーノ」シリーズ。機能性に定評のある右利きのデザインを、“そのまま”左利き用として落とし込んだ設計に。“使いやすい”だけでなく、毎日を少し心地よく、ちょっと嬉しくしてくれるような存在に仕上がっています。
今回はそんな「マンチーノ」シリーズの魅力を、実際に左利きのATAOスタッフたちに聞いた「左利きの日常や不便さ」そして、「マンチーノ」シリーズのお財布に感じた“小さな幸せ”とともにお届けします。
「ちょっと不便」が「ちょっと特別」に変わる瞬間
右利きが前提の世の中で、左利きの人たちは日々“ちょっと”だけ違う風景を見ています。たとえば、改札でICカードをかざすとき、しずく型のおたまでスープをすくうとき、食事の席で隣の人と肘がぶつからないように少し身を引くとき――。それはほんの一瞬のことだけれど、そのたびに「自分だけのルール」で動いていることを意識するのです。
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「改札を通るとき、左手でパスケースを持ってしまって“あれ?”と思うことがあります」(Yさん)
「ビュッフェでおたまが右利き用の形になっていて、上手くすくえないことが多いんです」(Hさん)
「学生時代、ノートに書いていると手が汚れてしまうのが日常でした」(Kさん)
左利きのATAOスタッフが「ちょっと不便」と口を揃える一方で、左利きであることにどこか誇らしいような、少し照れくさいような気持ちになることもあると話してくれました。たとえば、字を褒められたとき、同じ左利きの人に出会ったとき、ちょっとした会話のきっかけになるときーー。
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「『左利きなんですね』と声をかけてもらうと、話が弾むんです。接客でも左利きのお客様の相談にのれたことは今でもいい経験です」(Yさん)
「同じ左利きの人に会うと、思わず仲間意識が芽生えます」(Kさん)
「左利きなのに器用にこなすね、と言われるとやっぱり嬉しいですね」(Hさん)
slimoケリー・マンチーノ(トープ)
“左利き”という個性は、時にちょっと不便で、でもどこか特別。少数派だからこそ感じられる親近感や誇りが、日々のなにげない瞬間に溶け込んでいる。そして、その一つひとつの体験が「私らしさ」として自然に受け入れられていくのでしょう。
自分の感覚に素直に生きること。人と違うからこそ見える景色を、大切にすること。そのどちらもが、これからの時代を生きるうえでの新しいスタンダードになりつつあります。そんな“左利きのリアル”に寄り添うように、ATAOはひとつの答えを出しました。それが、左利きのためにデザインされたお財布シリーズです。
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「何も考えずに気持ちよく使える」左利きだからこそ気づいた、お財布選びの“リアル”
slimoケリー・マンチーノ(左からトープ、グレージュ、ブラック)
お会計のときにお財布を開く。カードを取り出す。たったそれだけの動作も、右利きと左利きでは少し流れが違います。普段右利きだとあまり気にかけないポイントですが、左利きは毎日使うものだからこそ、そのわずかな違いがストレスになってしまうといいます。
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「お財布を左手で支えると、デザインのエンブレムが隠れてしまうことがあって。せっかく可愛いのに、見せられないのが残念だなって思うことがあるんです」(Yさん)
「以前使っていたお財布はファスナーが逆向きで、開けにくかったです。また、メインのカードポケットも右側にあるので出しにくく感じていました」(Kさん)
「特に折財布は何も気にせず開くと逆さまになることが多くて…。ボタンで開くタイプも逆になるんです」(Oさん)
ロトロ・マンチーノ(左からバーガンディ、キャメル、ティールグリーン)
実際、多くの左利きの人が共感するのが、「カードポケットの位置」や「ファスナーの開閉方向」。ほんの数ミリ、たった一方向の違いが、日々の快適さを大きく左右する。
そんな“リアルな声”を受けて、生まれたのが左利き専用のlimoケリー・マンチーノ/slimoケリー・マンチーノ/milimoケリー・マンチーノ/ロトロ・マンチーノ。
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「ついに!!という驚きと楽しみ、そして期待感が溢れて、どんな風に違うのか実際に使って体感してみたいと思いました」(Yさん)
「まだまだ少数派である左利き専用を作ってくれたことが嬉しかったです」(Oさん)
「左利き専用のお財布って、“どんなふうに機能が違うんだろう”ってワクワクしました」(Wさん)
milimoケリー・マンチーノ(上からトープ、グレージュ、アーモンド)
見た目の美しさはそのままに、左利きの人の手の動きに合わせてカードポケットや開閉方向を設計。ほんの小さな仕様の違いですが、実際に使ってみるとその“違い”は歴然。
ATAOが左利き用のお財布で目指したのは、“特別扱い”ではなく“自然体”。使う人の動きにそっと寄り添い、左利きの人が「何も考えずに気持ちよく使える」こと。そのために、手に馴染む柔らかなレザー素材や薄くてコンパクトなサイズ感、L字型で開閉するファスナー、ファスナーレスのコインポケットなど、長年愛されてきたATAOらしいデザイン性と機能性はそのまま両立させています。
milimoケリー・マンチーノ(アーモンド)
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「どんなにおしゃれでも、使いにくかったら永くは愛用しにくいもの。でも、ATAOのお財布は機能もデザインもちゃんと両立してる。毎日使うものだからこそ、このバランスって大切なんです」(Yさん)
「お財布は毎日目にする物なので、見た目がおしゃれだと気持ちも高まる」(Wさん)
「ATAOのお財布は、ファスナーの向きが利き手関係なく開けられる点が、特に使いやすいですね。また、革も柔らかく、手にフィットするので持ちやすいですし、内側も見やすいように仕切りがあるので気に入っています」(Kさん)
「左利き専用という特別感も嬉しいですよね」(Hさん)
左利きという“ときにちょっと不便”な個性を、“ちょっと誇らしい特別”に変えるために生まれたATAO「マンチーノ」シリーズのお財布。これは、誰かの“利き手”に寄り添うだけではなく、“その人らしさ”に寄り添うお財布でもあるのです。
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「マンチーノ」シリーズ〜あなたの動きに、ぴったり寄り添う4つのかたち〜
左利き専用として誕生したATAO「マンチーノ」シリーズには、ライフスタイルや好みに合わせて選べる4つがラインナップ。どれもATAOの定番として愛されてきた名品たちを、左利きの動きにフィットするよう細やかに仕立て直されています。“いつもの私”のままで気持ちよく使えるように。そんな想いが、4つのかたちに込められています。
変わらない定番に、左手のやさしさを「limoケリー・マンチーノ」
limoケリー・マンチーノ(アーモンド)
ATAOの代名詞ともいえるロングセラーの長財布「limo(リモ)ケリー」。柔らかくしなやかなレザー、ファスナーレスのコインポケット、手に馴染むL字フォルム、さらに今の時代にピッタリと寄り添ったキャッシュレスにも対応。
「limoケリー・マンチーノ」は長く愛されてきたデザインはそのままに、左手で開いても中身が逆さまにならず、スムーズにお金やカードを取り出せます。永遠の定番が、もう一つのやさしい形になりました。
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必要なものだけを、美しく持ち運べる「slimoケリー・マンチーノ」
slimoケリー・マンチーノ(トープ)
その名のとおり“スリム”でミニマル。紙幣・小銭・カードが無駄なく収まる構造で、持つ人のスマートさを引き立てる長財布です。
「slimoケリー・マンチーノ」では、ファスナーの開き方向を反転し、カードポケットの位置を左手にフィットするように調整。ATAOらしいL字ファスナーの軽やかさはそのままに、取り出しやすさを格段に高めました。バッグの中から取り出すたびに、指先が覚えている心地よさを感じられるはずです。
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デザイン性と機能性のバランスが抜群の「ロトロ・マンチーノ」
ロトロ・マンチーノ(キャメル)
「ロトロ」は、長財布に匹敵するほど大容量なのに、二つ折り財布で持ち運べるデザインが印象的。ミニマルな美しさと手仕事の温もりが共存するアイテムです。
「ロトロ・マンチーノ」では、開いたときの動線が自然につながるように調整。お札入れやカードポケットにアクセスする一連の動作が“流れるように”行える設計で、機能的でありながら、まるでアートのように洗練されたたたずまいに。使うたびに手が覚えていく、職人のやさしさを感じるお財布です。
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コンパクトでも、きちんと感はそのまま「milimoケリー・マンチーノ」
milimoケリー・マンチーノ(アーモンド)
手のひらにすっと収まるサイズ感で、日常を軽やかに彩る「milimoケリー・マンチーノ」。小さなバッグにも無理なく入るスリムさと、ATAOらしい上質なレザーの質感が魅力です。
左利き仕様としては、開いたときの向きやカードポケットの流れが自然に感じられるように設計。お会計時の動作もスムーズで、無駄のない美しさが際立ちます。“手の動きがストレスなく続く感覚”を、ぜひ一度味わってみて。
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癒やしと品格をまとう新色&限定カラーで、“私らしさ”をアップデート
(左)milimoケリー・マンチーノ(真ん中)slimoケリー・マンチーノ(右)limoケリー・マンチーノ(すべてボタニカルグリーン)
限定カラーの「ボタニカルグリーン」は、深みのあるトーンにゴールド金具が映えるATAOオリジナルのハンサムグリーン。自然の癒やしを感じさせながらも、上品で大人っぽい存在感が魅力です。「再生」「堅実」「発展」を呼び込む色としても人気を集め、完売と再販を繰り返すほどの注目カラーです。
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(上から)limoケリー・マンチーノ、slimoケリー・マンチーノ、milimoケリー・マンチーノ(すべてストーングレー)
またシルバー金具がアクセントになった新色「ストーングレー」は、limoケリー・マンチーノ、slimoケリー・マンチーノ、milimoケリー・マンチーノで展開。大地の石を思わせる穏やかでモードなニュートラルカラーで冷たすぎず、やわらかな温もりを含むグレートーンが、都会的で洗練された印象を与えます。まさにベーシックを愛する大人の女性にぴったりなカラーです。
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“左利き”をもっと好きになれるお財布で、ちょっぴり特別な日常を過ごす
limo(リモ)ケリー(上からネイビー、アイビスホワイト、アーモンド)
ATAOがつくる左利きシリーズのお財布は、単に“便利なお財布”という枠を超えて、“私の個性をそのまま受け止めてくれる存在”として生み出されました。
左利きの人にとって、“当たり前に使える”ということは、それだけで特別で、心が軽くなること。その小さな喜びが、毎日の気分まで変えてくれる。機能もデザインも、どちらも妥協しないATAOだからこそ、左利きという個性を“制約”ではなく、“魅力”に変えていけるのです。
そして持つたびに感じるのは、「これ、私のために作られたんだ」という実感。その瞬間、左利きであることが、少し誇らしく思えるはず。
誰かの“当たり前”とは違っていてもいい。それぞれの手の動きに寄り添うように、それぞれの生き方や美意識にも寄り添うお財布がある。ATAOの「マンチーノ」シリーズは、そんなふうに、一人ひとりの“心地よさ”を見つめながら生まれてきました。
あなたの手の中で、毎日の動作が少し楽しくなるように。そして、自分の“左利き”を、もっと好きになれるように。
この秋、あなたの“手”にぴったりのお財布をATAOで見つけてみませんか?
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